Last Update : 2017/11/01  0190887

理事長挨拶

ご挨拶

日本微量元素学会理事長 駒井 三千夫 日本微量元素学会理事長
駒井 三千夫

この度、第10期の理事長として、森山光彦前理事長の職を引き継ぎました東北大学の駒井と申します。

日本微量元素学会は、1989年に、第2回国際微量元素医学会議(ISTERH)が東京で開催されたのを契機に、それまで個々に活動していた微量金属代謝研究会、微量元素研究会、輸液微量栄養素研究会、微量栄養素研究会の4つの学術集会が核となり、医学・薬学・栄養学・農学・理学の広領域から成る学際的な学術集会として1990年4月1日に創設されました。

本学会の初代理事長には、国際微量元素医学会議で会長を務められた冨田寛先生が就任されました。理事長職は、さらに野見山一生先生、岡田正先生、へと引き継がれていきました。私ことになりますが、味覚障害等の臨床において世界の第一人者であられた冨田寛先生と私の師匠であります木村修一先生とは同世代で、微量元素や味覚異常の共同研究や各種の議論を介して繋がりを持たせて頂き、味と匂学会においても色々な面でご指導を戴いて参りました。まさに学問を究めてヒトの健康に貢献することを第一に考えておられた先生であり、ポスター会場を隈なくご覧になっておられた姿を印象深く覚えております。こうした伝統もありますので、学問の発展により寄与できる学会を目指して取り組みたいと考えている次第です。

さて、昨今色々な学会があり、どの学会に入会したら良いのかの選択に迫られている若い世代の方も多いことでしょう。とくに、学生・院生・若い研究者諸氏は、色々な学会があり過ぎて入会すべきか否か迷うことでしょう。本学会は、小さい学会ではありますが、微量元素に焦点を当てた深い議論ができる点が長所です。ぜひ入会されて、年に一度の学術集会等で専門的な深い議論を行なって欲しいと願っております。学会誌は、BRTE(Biomedical Research on Trace Elements)という学会誌であり、方向性としては電子ジャーナル化することになり、学会の活動をさらに活発化するための方策を審議しているところです。本学会の設立目的は、「微量元素に関する生命科学研究を振興することにより、ヒトの健康増進と疾病の予防・治療の向上への寄与を通じて人類、社会に貢献すること」であります。とくに、若い学生・院生、研究者の入会を期待しているところですので、会員の先生方の益々のご指導・ご協力をお願い致しまして、就任のあいさつに代えさせて頂きます。

平成29年10月吉日
第10代日本微量元素学会理事長
東北大学・大学院農学研究科・栄養学分野
駒井 三千夫