第32回日本微量元素学会学術集会 閉会のご挨拶
御挨拶
第32回日本微量元素学会学術集会にご参加ならびにご視聴いただいた皆様、ありがとうございました。そして2日間、お疲れ様でした。
特別講演、教育講演、シンポジウム、学会賞受賞講演、企業セミナー、そして一般演題の口演発表とポスター発表。すべてを拝見・拝聴させていただきました。色々な微量元素に対しての、様々な角度からの研究ならびに臨床的検討を知ることができました。それによって多くの知見を学ぶことができたことはもちろんですが、さらにそれぞれの演者の先生方の研究に対する熱い思いにも触れることができました。大会長として、そしてひとりの微量元素の研究者として、とても有意義で幸せな時間を過ごすことができました。
今回、日本微量元素学会としては初めて完全オンライン形式による学術集会の開催となりました。私自身、完全オンラインの学会は演者や視聴者として参加したことが何度かあるだけで、自分達で主催するというのは全く初めての経験でした。それにもかかわらず、大きなトラブルなく全行程を終了することができました。これは、ひとえに座長、演者そして視聴者の皆様のご協力の賜物です。心よりお礼申し上げます。
新型コロナウイルスの新規感染者数もだいぶ減ってきました。このまま収束していくことを祈るばかりです。来年の第33回学術集会は淡路島で開催されます。皆様と直接お会いして、そして微量元素について熱く語り合えることを楽しみにしております。来年の日本が、それが可能な状態になっていることを期待して、次回会長の徳島文理大学薬学部 深田俊幸教授へバトンを渡したいと思います。
最後に、本学術集会の準備から開催、そしてスムーズな進行を支えてくれた、日本微量元素学会本部事務局ならびに学術集会事務局のスタッフの皆様に深謝いたします。
2021年10月16日
第32回日本微量元素学会学術集会
会長 清水教一