沿革・目的・活動
沿革
日本微量元素学会は、1989年、第2回国際微量元素医学会議(ISTERH)が東京で開催されたのを契機に、それまで個々に活動していた微量金属代謝研究会、微量元素研究会、輸液微量栄養素研究会、微量栄養素研究会の4つの学術集会が核となり、医学、薬学、栄養学、農学、理学の広領域から成る学際的な学術集会として1990年4月1日に創設されました。
2021年7月1日には一般社団法人となり、さらなる発展と社会貢献を目指しています。
目的
微量元素に関する生命科学研究を振興することにより、ヒトの健康増進と疾病の予防・治療の向上への寄与を通じて人類、社会に貢献する ことを目的としています。
活動内容
- 学術大会および総会の開催
年に1回、学術大会および通常総会を開催しています。学術大会では、会長の掲げるテーマのもとに特別講演、教育講演、シンポジウム、ワークショップや会員の日頃の研鑽による一般講演などが持たれます。 - 機関誌Biomedical Research on Trace Elementsの刊行
季刊号として年に数回刊行しています。2020年度からはオンラインジャーナル発行を進め、過去の号も閲覧できます。 - 学術事業の推進
微量元素研究の発展や若手研究者・学生の育成を主眼に、学会の発展はもとより各専門領域の更なる進展と活性を図るため、研究者の自由な参加を基盤とした学術大会(年会)、シンポジウム、ワークショップ、研究会等の学術集会や特定課題を持った委員会、調査研究などに対し予算の範囲内において補助金を交付し、支援いたします。 - その他本学会の目的達成に必要な事業
(1)本学会の発展充実ならびにわが国の微量元素領域における学問水準の飛躍的向上を図ることを目的として、本学会に学会賞および奨励賞を設けております。
(2)研鑽著しい若手の研究者を顕彰することにより、本学会の発展充実を期するため、本学会に研究学術賞として野見山賞と浜理薬品賞の2つを設けております。